古物商資格は計画的に

 

再就職の際にも資格を持っていると優位になるということですので、いろいろな資格を取得しようという方も多いです。なかには、古物売買の予定はないが、とりあえず古物商も申請して、許可を得ておこうという方もいらっしゃることでしょうね。

 

確かに古物商の許可証は取りやすく、申請を行なえば比較的どなたでも取得できるものですが、具体的なビジネスの計画もないのに古物商の取得は必要でしょうか?運転免許やバイクの免許は、将来、車やバイクに乗ることもあるだろうから、先に取得しておくという方も多いですよね。高校三年生の春休みに、車も持っていない人が免許取得するようなもので、これは一般的に行なわれています。身分証明書にもなりますし、車のライセンスは一生ものなので、良いことだと思います。

 

ですが、これらと古物商の許可を一緒に考えることはあまりおすすめしません。とりあえず古物商を取得ではなく、具体的に事業として、古物を取り扱う予定の方が取得するものだと思います。実際に事業を開始するために必要になった方が古物商の資格を取得するのです。

 

申請のタイミングは事業計画によって変わってくるものだと思いますし、半年、事業を行なわないと古物商の資格も返上することになります。法律では、古物商の許可を受けてから、半年以内にその営業開始しないと、許可が取り消されるケースもあり、半年以上、営業を休むときも同様に、許可が取り消しになるということです。